1月10日

CESの会場巡りも一通り終わったので、この日は自腹を切ってグランドキャニオンを見に行きました。

Vision Airという航空会社の、こんな小型機で行きます。国土の広いアメリカには、こんな観光地へのツアー専門の航空会社があるんですね。CESのついでに寄る客が多いのか、この日は3機分の客がいました。
キャプテンとの記念撮影の後、機内へ。小型機なので、客は搭乗手続きで全員体重計に載せられます。機内の重量バランスが取れるように席が決まった結果……通路側の席でした(泣)。窓の外にグランドキャニオンの光景が広がる頃、なんと窓側の席で気持ちよさそうに寝ている不心得者が! くくくそう、こっちはグランドキャニオン空撮の夢破れ忸怩たる思いで前の席の背もたれだけを眺めさせられているというに!! ぬぬぬぬ許すまじ。ちなみに重量バランスで決まった席は復路も同じなのです。がっくし。
さて、セスナをちょいと前後に伸ばしたような小型機を降り、バスに揺られること十数分。見えてきましたよ谷が。

うわ〜〜〜……なんというか、それしか声が出ない感じです。とにかく巨大。ひたすら巨大。とにかく谷沿いを歩きながら何枚かシャッターを切ります。

しかし、なんだか物足りない。どう撮っても、この巨大さが写真ではちっとも実感できません。なにしろ大きさを比較できる人工物がほとんど何もないのです。谷底にコテージがあるのが辛うじて見えますが、点にしか見えないため構図としては意味なし。木は背の低い(人間と同じくらい)のがわずかに生えているだけだし、見えるもののほぼ全部が遠景で、近景というものがない。なんとか工夫して近景を入れても遠景との距離差がありすぎて、遠景のスケールを感じる絵にすることができません。う〜むこれは困った。

結局、消化不良のまま再びラスベガスへと帰投することに。またもや無念。
そうそう、空港でペニープレスを1枚作りました。何枚も作る時間が無かったので、これはお土産にはせず自分用の記念品に。