コダックS-1

例年だと、冬忙しい・夏まったり、というスケジュールになる仕事なのですが。
今年はいつになく息の詰まるような夏を過ごしました。
ロードバイクで泊りがけのツーリングでもしてみようか、という思惑が見事に外れてしまい、あれよあれよという間に冬の足音が……
しかし、いつの間にか体重3kg減&ウエスト3cm減となっておりまして、健康体に一歩近づいたかと。


で、冬の楽しみは、やはりじっくり腰をすえて写真撮影となるのです。
先日、コダックPIXPRO S-1を購入。
目当てはエフェクトの「エクタクローム」「コダクローム」「コダカラー」。
懐かしいコダックカラーフィルムのシミュレーションモードです。
フィルム時代に見慣れた色がどこまで再現できているのか試したくて、私としては珍しく発売直後に買いました。

まずは、一番楽しみにしていたコダクローム

見慣れた風景を叙情的に変えてしまう、不思議なコダクロームの発色。けっこう雰囲気出ているのではないかと。
ただ、写真全体としては、往年のコダクロームよりもかなり現代的に見えます。
なにしろコダクロームは感度がISO25という代物で、手振れしないシャッタースピードを出すには絞りを開け気味にせざるを得ず、そうすると周辺光量落ちが避けられなかったのですが、セットのズームレンズが思ったより端正に写るレンズなので、その差が印象の違いになっているのでしょう。

次に、エクタクローム

こちらは現代的な派手な発色。こってりした黄色とすっきり目の青がよく出ています。しかし赤はイマイチかな。黄色が多い被写体には使えそうです。

最後に、コダカラー。

ネガフィルム調の浅いコントラストに、セピアがかった発色。E-PL7のヴィンテージ1に近い印象です。コダクローム以上に思い切ったレトロ調にしたいときなど、このモードの使いどころも多くありそうです。

というわけで、どのフィルムシミュレーションモードもほぼ期待通りの結果でした。
ただ、レンズはもっと古臭い写りのほうがよく似合う感じがします。マイクロフォーサーズはマウントアダプターで使えるオールドレンズが多いので、そんな使い方もこれから検討してみようと思います。またいろいろ遊べそうで楽しみです。