1月13日

とうとう最後の日がやってきてしまいました。
朝9時にホテルを出てサンフランシスコ国際空港へ。バスの車窓からは、丘の斜面に建ち並ぶ住宅の風景が。どこにでもありそうでない、サンフランシスコのユニークな街並み。

何に注目するでもなく、ぼーっと眺めているとマクドナルドのMマークが。やけにピクルスの味だけがするハンバーガーの味が思い出されます。そういえばホットドッグも食べたんだった。これまたえらくしょっぱくて、やっぱりビッグサイズでした。
サンフランシスコ国際空港では、随所に日本語の案内が見えます。船旅の時代が終わり、人々が亜音速で行き来する世の中になっても、太平洋の玄関口は健在の様子。ゲートをくぐり機内へ向かいます。復路は10時間半、成田に着いたらもう14日の夕方です。丸1週間近くもあったのに、なんだかあっという間に終わってしまったような旅でした。
成田から福岡へ、そして見慣れた部屋にたどり着きます。うあ〜疲れた、とか呟きながらバッグを開けると、なにやら乾いた香りが。この香り、そういえばラスベガスでも、サンノゼやサンフランシスコでも嗅いでいたような。そしてグランドキャニオンでも……いつでもそこにあって気付かなかったもの。
そうか、これはアメリカの香りだ。かの国の光景が次々と脳裏に蘇ります。ラスベガスを照らす太陽の眩しい光、遥か彼方に霞むグランドキャニオン、サンノゼのゆったりした空気、サンフランシスコの青空を舞うカモメの声、賑やかに走るケーブルカーの賑やかな人たち……。
どうやら、私は結構いろんなものを持ち帰ったみたいです。
また、いつか行きたいな。